恥ずかしがり屋のキレ症

ニートには基本的に人付き合いを苦手とする者が多い。仕事というのものは、企業に勤めるにせよ、商売をするにせよ、他人との折衝がつきものである。仕事とは結局人と人とのつながりと言ってもいいかも知れない。そんな社会人としての基本となる「人付き合い」が苦手だからこそ、定職に就けない、または就かないのだろう。

さて、この「人付き合いが極端に苦手な人」は、大きく分けて二つの特色がある。

まず、「非常にシャイな性格」という点である。羞恥心というものは、ある程度人に求められるもので、あまりにも厚顔無恥な人間というのは決して人から好かれはしないが、しかし、社会で大勢の人と関わって生きていくには、幾分厚顔無恥な人間の方が向いているかも知れない。逆に恥ずかしがり屋であったり、小心者であったりすると、他人の目を気にしすぎる為、集団の中で自己主張する事が出来ず、どうしても引っ込み思案になってしまう。そうなると、集団の中にいる事が苦痛になってくるわけである。

また、そのように恥ずかしがり屋で自己主張が苦手な人間というのは、自分の言いたい事や思っている事を外部に向かって表出出来ずに内面に溜め込んでしまう。

人付き合いというものは、常に気心の知れた、気の合う人間ばかりではなく、むしろ殆どがその逆で、自分とは考えや価値観を異にする人間とのコミュニケーションの連続とも言える。

人付き合いを苦にしない人間というのは、そうしたウマの合わない人間に対しても、自分の考えや意見を上手く表出しながら、折り合いをつけていける。しかし、人付き合いが極端に下手な人間というのは、これが出来ずに、ウマの合わない相手に対する不満や憤りをどんどん溜め込んでいき、やがてはそれを爆発させてしまうのだ。つまり「キレてしまう」わけである。

このように、ニートは人付き合いが極端に苦手=「恥ずかしがり屋のキレ症」の人間である傾向が強いのだ。